チャゲアス 「明け方の君」を聴いて元カレを思った
この曲を知った。
チャゲアスの「明け方の君」だ。
この曲を聴くと胸が締め付けられる・・・。
リアルすぎて心臓が痛い。
私はこのような経験はないが、この歌詞の男の気持ちを考えると息ができないぐらい苦しくなる。
この曲は、ASKAのアルバム「君の知らない君の歌」の中の1曲だ。
ASKAはこのアルバムを昔の彼女のことを思って作ったとのこと。
アルバム「君の知らない君の歌」|BLOG|ASKA Official Web Site 「Fellows」
このブログを読んでびっくりした。
ASKAほどの才能、富、名声を手に入れて、ほしいものはすべて手に入っているのでは?と思うぐらいの人でも、一人の女性を忘れられないでいたことに驚いた。
どんな記憶であっても、楽しいことや、日々の忙しい日常でどんどん記憶が上書きされて、忘れてしまうのが人間だと思ってたので、「一日たりとも、その彼女のことを思い出さない日はない」という彼の心の繊細さに驚いた。
あんなに大勢の前でパフォーマンスをしている堂々とした姿に似合わず、昔の彼女との思い出で心にぽっかりと穴が開いている姿を想像するとそのギャップに驚いた。
そんな彼でも昔の彼女を思って、思いつく限りのキーワードを並べ、インターネットで数時間検索したことに驚いた。
この記事を読んで、何となく私も元カレを検索してみようと思った。笑
軽いノリですみません・・・。
私は8年付き合った彼氏がいた。
客室乗務員になる就職活動をしている時、働かないと収入がないので働いていた。
そのときの会社の上司だ。
彼は私が今まであった誰よりも頭が良かった。
「地頭がいい人」というのだろうか。
部下に対して「失敗したら俺が責任取るからがんばってやってみて」といい、問題が発生しても先手を打ってうまくかわす人だった。
話も面白かった。
大学祭のステージでパフォーマンスをしていると
今は亡き大物漫才師にスカウトされたというのを聞いて妙に納得できた。
彼は付き合った当初から結婚したいと言っていた。
だが私は客室乗務員になる夢を捨てきれず彼に気持ちをうやむやにしていた。
そして私は母にお金を渡していたので昼の仕事だけでは収入が確保できず、キャバクラで働いていた。
ある日キャバクラを終えて帰宅の途中で、彼に遭遇した。
・・・というか待ち伏せされていた。
話によると私の働いていたお店に、私たちの会社の営業の人が接待でやってきて私を発見した。
そしてそれを彼に教えたことで、彼は私を待ち伏せしたようだった。
私は自分の家庭環境を説明し、どうしても昼だけではやっていけないことを伝えた。
だが彼が一生懸命自分が頑張ると言ってくれた。
結局私は夜の仕事を辞めた。
その数か月後、私は会社を辞めて別の仕事に就いた。
そんなことがあったので私がお金に苦労しているのを知っているのに、彼はお金にだらしがなかった。
仕事と言っては外食し、一緒に暮らしていたのだが、毎月クレジットカード会社の請求書がたくさん来た。
それに関して話をしても解決策は見つからず、どんどん私の気持ちが冷めていった。
と同時に、彼女ができたのではと思う怪しい行動があり、聞いたが答えてくれるはずもない。
結局私たちは別れた。
そんなこんなで過去の記憶を思い出しながら
彼の名前をインターネットで検索するとすぐに出てきた。
私が働いていた会社、一部上場、業界トップの会社の役員になっていた。
納得できた。
私はそれを見ても後悔も何もしてない。
唯一、思うことは、頑張ってたんだね。
あの時彼は仕事が忙しいから辞めようかと悩んでたけど辞めなくてよかったね。と。
既に彼との記憶は浄化できてるなと思った。
といいつつも、いつか会える時があれば会ってみたいなぁと思う。
それよりも、私はASKAに会ってみたい。
いろんな話をしてみたい。
そしてこんな昔のことを思いながらも、ASKAの曲「今がいちばんいい」が頭の中でループしてる。